どーも、先ほど憧れだったマレー鉄道に乗ってバンコク入りしたこぐーです。
コタバルでは突然、原因不明の高熱、頭痛、寒気に襲われ1週間ダウンしてました。
海外旅行保険に入ってないから病院にも行けず、マラリアとかデング熱とかだったらヤバイなーと思いながら一人で苦しんでましたが、薬局で1番強い解熱剤を飲んだらすぐに回復してひと安心。
副作用もすごく強かったけど。
そして、コタバルでもJICAのお世話になってました。
クランタン州内のPDK(障害者施設)を巡回している女性隊員3人方に同伴して見学とお手伝いをさせてもらいました
1日目は隊員のDさんにお供して緊張しながらPDKを訪問。
子供の多さに驚きながらも、彼らのかわいさに緊張の糸がほぐれる。
最初は彼らとの接し方に戸惑うが、慣れてくると結構楽しい。
8月に日系商社イオングループ(ジャスコとか)の協力でPDKの生徒たちの描いた絵がマレーシア国内で展示されるということで、この日のアクティビティーはお絵描きだった。
ということで、お絵描きのお手伝いをさせてもらった。
みんな画用紙にそれぞれの絵を描いているが、「家」を描く子供が圧倒的に多いのはなぜだろう?
子供たちにあちこち引っ張られ、彼らの描いた絵を見て回る。
そしてこのPDKで驚いたことがあった。
彼らが自らの提案で、PDKの前にドリンクとかお菓子を売る売店を出していた。
障害を持っているということを忘れるくらい、彼らは自立してた。
自分の何かが崩れ、急に自分自身が恥ずかしくなった。
2日目は別の隊員のHさんにお供して別のPDKを訪問。
ここでも彼らのかわいさに、自分の顔がニコニコしてしまう。
この日のアクティビティーもお絵描きだった。
前日と同じようにお手伝い。
しかし、子供たちの中には画用紙を捨てたり、ペンをどっかに投げたりして手に負えない子もいる。
その時はお絵描きは諦めて、好きなことをさせた。
PDKでは基本的にお絵描きはせず塗り絵が中心。
だから子供たちが白い画用紙に絵を描くなんて無理だというネガティブなワーカーさん(PDKで働いている人)もいたようだ。
子供たちの絵を見て回りながら、ふと気付く。
3人いるワーカーさんがいない。
探すと3人とも別室でおしゃべり。
何でボランティアのHさんと俺がせっせと働いて、お金を貰っているあんたたちがサボってるんだと思いながらも何も言えず、子供たちのもとへ戻る。
俺とHさんがいなかったらと思うと、子供たちがかわいそうに思えた。
3日目は前々日にお世話になったDさんにお供して、様々な事情でPDK来れない子供たちのための週1回の家庭訪問を見学させてもらった。
5軒くらい回り、いろいろとリアルな一面を感じることができた。
子供たちにとって週に1回じゃ物足りないだろうなと思った。
各活動の後は隊員さんのお勧めの屋台でご飯を食べたり、面白い話が聞けたりと、楽しく学べた3日間だった。
協力隊員のDさん、Hさん、Sさん、大変お世話になりました。ありがとうございました。
そして26時間かけて、コタバルからバンコクへ移動してきました。
初の陸路国境越え。
川のこっちはマレーシア、むこうはタイ。
橋を渡ってタイ入国手続きをしようとしたら、マレーシアの出国手続きをして来いと言われ、また橋を渡ってマレーシアへ。
出国手続きをしてまた橋を渡ってタイへ。
マレーシア、タイ間を行ったり来たりで国境って感じが全くしなかった。
入国手続きを済ませ、人に聞きながら駅を目指す。
途中でライフルを抱える軍人と何回もすれ違う。
さすが危険地帯。
駅で会ったタイ人のおばちゃんもバンコクに行くらしく、チケットを買ってくれる。
なんとタダ。
マレー鉄道がタダなんてあり得ないと思いながら、おばちゃんについて行く。
ゴチゴチに硬い3等席で、またもや外国人は俺一人。
列車が動き出す。
揺れる、揺れる。脱線したんじゃないかって思うくらい揺れる。
おばちゃんにお昼ご飯をご馳走になり、山を越え、川を越え、森を抜け、草原を猛スピードで走り抜ける。
途中でIDチェックがあり、パスポートを見せると、タイ人はタダだけど、外国人はお金を払うんだよと車掌さんから説明を受ける。
それでも約1000円。
おばちゃんがすごく謝って来る。
気にしてないから大丈夫だよと言っても謝って来る。
気まずい雰囲気に。
それでも列車は走る。夜通し走る。
「深夜特急」だ。と思いながら狭いシートの上で眠りにつく。
朝起きるとおばちゃんがいない。
どっかで降りたらしい。
ありがとうと言えなかったのがとても悔しい。
1時間遅れでバンコクに着き、今は聖地カオサンロードにある、日本人バックパッカーなら誰もが知っている「さくらハウス」にいます。
今後の予定は、ビザとチケットが取れ次第ミャンマーに飛ぼうと思っています。
あと、最新情報です。
「陸路入国の場合」
先月から日本人がタイでのノービザ可能滞在日数が30日間から15日間に変更になったので旅行する方はビザに注意してください。
あー、ケツが痛い。
小暮 和久 2009,8,1 bangkok
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